カーナビにbaobabさんご家族の暮らす「カテリーナ古楽器研究所」の住所をいれて阿蘇を出発。どこまで行くんだろうというくらい山々を越えてようやく、ジブリ映画に出てきそうなすてきなお家に辿り着きました。その時、未来さんとお父さんは竹で楽器を作っている最中で、そこの竹がファじゃなくてファ#なっちゃってる、とかそんな会話をしています。当たり前のように音を作りだしているその風景に、少しカルチャーショック。見せていただいた工房も台所も、カテリーナで創り出される楽器も、すべてが自然で美しくてずーっと興奮していました。少しだけお掃除を手伝って、地元の塩辛い温泉で汗を流して、おいしい夕ご飯を頂いて眠って、朝採れ野菜とカマドで炊いたご飯のおいしい朝ごはんを頂いて、もうそれはそれは贅沢な一日を過ごさせていただきました。お父さん、お母さんのハリとツヤのある人生談もすっごく楽しかったです。未来さんご夫妻とオノさん、楽しい夜を本当に有難うございました。baobabの音楽はこの豊かな森から産まれているんだなぁと納得しながらの帰り道でした。笑顔がいっぱいの豊かな生活のお手本を見せていただいたような気がします。帰り際に演奏していただいたタランテラ、心の中に大切にしまっておこうと思います。
