2019/02/23

一緒に暮らしているおばあちゃんはこの冬、これまで書き溜めてきた日記兼家計簿をノートに年表のようにまとめてる。おばあちゃんがここの家に嫁いで65年。おばあちゃんが見てきたこの家の歴史、家族の歴史を振り返りつつまとめているそう。なんて豊かな冬の過ごし方だろう。旅行したことも、病気をしたことも、子育てしたことも、何もかもが思い出だと話してくれる。思い出、それは多分人生の燃料。特別ドラマチックでなくても、年をとってからあまり動けなくなってからもその燃料が十分あるように過ごしたいなぁ。思い出話を心ゆくまで楽しめるよう夫婦ともに健康でありたいなぁ。

2019/02/20

なんだかうまくいってないらしい。でもメンテナンスは大事ね。今朝は例のごとく子供たちが早起きで、同じく早起きだったお父さんが農協や市の農政課の方との座談会の話をしてくれた。私たちもお世話になっている新規就農者への助成制度。高額な支援を受けられるので様々な若者が応募してくるけど、その中で本当にモノになる農家は少なく、その支援制度自体を良いと思っていない先輩方もたくさんいる、と。それは私たちもいろんな場面で感じているし、実際に助成期間が終わるまでに経営が成り立つのことは、無農薬野菜の農家にとってはなかなかのチャレンジ。それでもお父さんは「おれは大介たちは必ずモノになると思うよ」といつだって言ってくれる。ただただ信じて応援してくれること、それが他のどんな方法より大きな支えになり、やる気になるということを教えてもらってる。助成期間はあと2年。家族がみんな豊かに暮らせて、この大きな屋敷を守れて、子供たちが学びたいこと・やりたいことがやれて、スタッフのみんなを慰安旅行に連れていけて、自分たちも好きに暮らせるくらいになりたい。いや、なる。

2019/02/15

3年前にカフェショーゾーのみんなが植えてくれたスペアミント。秋に枯れて、冬は土の中でじっとして、ちゃんと春を感じて再び芽を出してくれる。なんでわかるの?まだ寒いのに。立春をすぎると途端にみんな動き出します。この時期、うちの子供たちも不思議と朝起きるのが30分くらい早くなります。そして夏に向かってどんどん早起きになる。気温や湿度だけではない、地球を巡るエネルギーみたいなものを感じる瞬間です。
レタスの芽が出ました。ひとつひとつの小さな種が、芽を出すことも、この後レタスになっていくことも全部を知っているということが、発芽に立ち会うたびに不思議でしょうがない。なんの疑問も、なんのためらいもなく、レタスになっていく。わたしは、わたしになっているのかな?

2019/02/12


ついに今年も種まきが始まりました。まずはじめにキャベツやカリフラワー、そしてレタスをいくつか。ほうれん草や春菊も蒔きましたよ〜。さてさていつ頃仕上がるかなぁ。キャベツやカリフラワーはここまでの3年間まだ満足いくように収穫できていないので、今年こそは!と思いますが、気合いを入れすぎるといつも失敗するので、穏やかに見守りたいと思います。まだまだ寒いですが、きっとあっという間にシャキシャキのレタスを山盛り食べる季節がくることでしょう。楽しみ〜!

2019/02/08


休憩。近くにある見晴らしの良い場所で。今日は霞んでた。それに梅の花が咲き始めてた。

2019/02/04



きくち家に嫁いで節分を初めて体験した時は「あ、節分ってこういうことか」と驚いたことを思い出しています。ここに来るまでは豆まきというと子供向けの楽しい行事という印象で、幼稚園や小学校で豆まきした記憶があるくらい。ここでの豆まきは家長の男の人が行い、敷地内のすべての建物に、大豆の枝にイワシの頭を刺したものを魔除けに飾りながら、豆をまいて鬼を祓っていきます。「福はーうちー、福はーうちー、鬼はーそとー」というリズミカルで大きな掛け声と一緒に、その年に採れた大豆をバシバシ勢いよくまき、あ〜確かにスッキリする〜という気持ちのいい行事です。夜に行うので豆を撒く家長にイワシを渡す係、足元を懐中電灯で照らす係が必要で、今年は長男長女が張り切って担ってくれました。ついでに「たべちゃお」と言いながら豆をひろっている姿が平和でした。無事に魔除けをして、明日は立春!