2016/09/25

talk about nothing, but everything...

友人たちとの夏の時間を振り返っていて思い出した会話があります。学生の頃、ニュージーランドから来た英語の先生と仲良くなり、クラスメイトとダイビングに連れて行ってもらったことがありました。たくさん潜って昼寝して料理して食べて花火して歌って、これでもかというくらい遊んだ3日目の朝に彼がこんなことを言っていました。"talk about nothing, but everything." なんだかすてきな言葉だなぁと思ってそれからずっと大事にしていた言葉です。結婚して子供が産まれて日本に暮らすことになって、でもまだそういうなんでもない時間を一緒に過ごせる人がいなかった彼のしみじみとした言葉。15年近く経って初めて、その意味を実感とともに飲み込めた気がします。思い返しても何を話したっけ?というような時間でも、笑ったことや力が抜けて心地よかった感じが身体に残ってる。そんな時間が人生の中ではきっととても大事なんだろうと思います。この夏もそんな時間を過ごすことができてパワー充電!と思いきや、そんな時間の直後はなぜだかいつもちょっと落ち込むんだよな。そしてちょっと喧嘩したりする。楽しすぎて嬉しすぎて反動が来るのかな。でも少し経つとその時間を思い出して元気が出るんだよね。先生の名前は忘れてしまったけど、今はどこにいるんだろう。しあわせにしているかな。また会って散歩でもしたいなぁ。