先日の事ですが、おじいちゃんと山へ木を倒しに行ってきました。おじいちゃんと山に入るのは8年ぶりくらい。現在82歳のおじいちゃんは、30歳くらいから山仕事をはじめてこの道50年。5年前に心臓の病気で倒れてからは、それまでほどは山に入っていないようですが、年々メキメキ回復していて畑仕事なんかはバリバリやっています。それでも自分で木を倒すのは復帰してから初めてだったようで、おばあちゃんがえらく心配しておりました。そんな心配をよそに、山に入ったおじいちゃんは水を得た魚のように動き回ります。アスファルト道路を歩いているときより動きが素早い!!まずそれにびっくり...。今回倒した杉は、外周2m10cm 高さ38m 樹齢約70年のものでした。良い木だ〜って言ってました。木を倒すところを見たのは初めてでしたが、倒れていくときの音や振動はなかなかうまく表現できませんが、すごく神々しいように感じました。その間だけ周りの全ての時間が止まって木だけがゆっくりと倒れていく。振動と音が山を越え谷を越え、宇宙に広がっていくような感じでした。静かな山中に響き渡る一本の木を倒すまでの一連の音が心地よく、これから山の仕事をしていく事に改めて体の真ん中から沸き上がるものがありました。 大介